深掘りろうきんろうきんのこと 深く、詳しく。
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日本でただ1つ!はたらく人のための生活応援バンク
日本には1300社を超える金融機関があります。(2024年6月末現在1381社・ニッキン調べ)
銀行、信用金庫、証券会社、保険会社・・・etc
そんな数多い金融機関の中で、“ろうきん”は日本でただ1つの“はたらく人のための福祉金融機関”として事業を運営しています。
はたらく人たちとその家族がより快適な暮らしを送れるように金融面からサポートしていく、”ろうきん”はそんな金融機関です。 -
ろうきんのレキシ
“ろうきん”が誕生した背景、それは今から約70年前までさかのぼります。
その当時の金融機関は、労働者に担保無しではお金を貸してくれず、生活に困った労働者は、高利貸しや質屋から高い金利で借りる方法しか無く、利息の負担や過酷な取り立てに苦しんでいました。
そんな中、はたらく仲間同士がお金を出し合い、自分たちのための金融機関を作ろうという機運が高まり、1950年に兵庫県と岡山県での設立を皮切りに1966年までに全国に47の労働金庫が誕生しました。
現在ははたらく人たちのニーズに応えるサービス提供や経営基盤をより強固なものとするため、地域ごとに統合が進み、全国に13の労働金庫が“はたらく人のための生活応援バンク“として事業を運営しています。 -
ろうきんの為だけの法律がある!?
ろうきんは“労働金庫法”に基づき公平かつ民主的に運営されています。
【目的】
私たちは「はたらく人の経済的地位の向上に資すること」を事業の目的としています。
【原則】
私たちは①営利を目的として事業を行ってはならない(非営利の原則) ②事業を通して会員へ直接奉仕し、特定の会員の利益のみを目的として事業を行ってはならない(直接奉仕・会員平等の原則) ③事業の運営には政治的に中立でなければならない(政治的中立の原則)の3つの原則を基に事業を運営しています。 -
営利を目的としない!?銀行との違いは?
“ろうきん”と“銀行”の大きな違いは営利を目的として運営しているか否かです。
株式会社組織の銀行は営利目的(利潤追求)、会社価値の最大化を目的に事業を行っており、利益は株主に還元しています。また、銀行は「国民経済の健全な発展に資すること」が事業の目的であり、企業の資金ニーズに応える融資が中心です。
“協同組織金融機関”のろうきんは非営利目的で事業を運営しています。非営利とは利益をあげなくてもいいということではありません。金融機関としてお客様の大切な財産をお守りするため、事業に必要な利益はきちんと確保しながら、はたらく人たちの豊かな暮らしを支えるため、余剰な利益を商品やサービスとして還元し、生活・福祉向上のニーズにお応えしています。 -
ろうきんってはたらく人しか使えないの?
実はろうきんはどなたでもご利用いただくことができます。
学生の方には奨学金や仕送りの受取口座として、ご退職された方にも退職金や年金の受取口座として幅広くご利用いただいています。
ATM手数料のキャッシュバックサービスなど、いつでも・どこでも・誰でも利用しやすい金融機関であるよう、“ろうきん”は日々取り組んでいます。 -
女性職員が多く活躍しています!
東北ろうきんでは742名の正職員が勤務(2024年3月末時点)しており、そのうち301名の女性職員が各職場で大きな役割を担っています。
【監督職以上の女性職員】
167名(女性職員のうち55.5%)の職員が監督職以上の役割を担っています。
【女性管理職】
73名の職員が管理職として日々の業務で活躍しています。全管理職(269名)における女性管理職比率は27.1%です。 -
広~い東北 配属や異動は?
東北ろうきんは2003年10月、東北各県毎にあった6つのろうきんを一つに統合し誕生しました。東北6県の営業店(インターネット東北支店含む)と県本部、仙台市にある本部で業務を行っています。
異動は毎年3月・10月の定期人事異動で実施されます。異動のスパンは人それぞれですが、3月次の異動では本人の希望を申告する制度を人事異動前に設けています。(なお、正職員は一つの営業店には最長で5年までの勤務です。)
東北ろうきんでは自分の本拠地を管轄する部店を“原籍店”として登録し、原籍店以外の部店へ配属となった場合には、“借上住宅制度”(金庫がアパート等の契約者となり家賃の85%を負担する制度)や“帰省旅費制度”(本拠地までの帰省旅費を支給)を設けています。 -
福祉金融機関としてのシンカ
日本に“ろうきん”が誕生して約70年、今も昔も“ろうきん”が変わっていないこと、それは“はたらく人の応援バンク”であり続けていることです。
私たちは、はたらく皆さんとその家族の快適な暮らしを支えるために、よりよい商品・サービスの提供、社会貢献活動などを通してその“真価”を発揮していきます。
そして、常に時代のニーズに応え、“福祉金融機関”としての社会的役割を果たすために“進化”し続けていくことが求められています。
ろうきんの理念
ろうきんは、働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関です。
ろうきんは、会員が行う経済・福祉・環境および文化にかかわる活動を促進し、
人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与することを目的とします。
ろうきんは、働く人の団体、広く市民の参加による団体を会員とし、
そのネットワークによって成り立っています。
会員は、平等の立場でろうきんの運営に参画し、運動と事業の発展に努めます。
ろうきんは、誠実・公正および公開を旨とし、健全経営に徹して会員の信頼に応えます。